「死神くん」 episode 9(最終回) 感想

とうとう最終回になっちゃいましたね。これから寂しくなっちゃうな~。
今回はラストだし、思ったこともいろいろあるし、早めに書いてしまいます。

「死神くん」 episode 9
オリジナル脚本ということで、原作は無しってことになるのかな。原作の最終回は「死神失格」になるわけだけど、ラストも違うしね・・・。

先週のラストのプレイバックから始まりましたが、存在が保証される条件として、「今後一切の規則違反がなく」って言われてるもんね。これが死神くんのラストにつながるし、その後の川べりでのシーンがドラマのラストにつながってるんですね。

「鍵がかかっていたはずですよね」(女性) 「私には鍵はいりません」(死神くん)で、ちょっと「鍵のかかった部屋」を思い出したなぁ。おまけにそこにやってきた田中常務も「鍵のかかった部屋」に出てた人だし~。
中平が、「まだわからないんですか」って言うところでは、「魔王」での成瀬さんのセリフを思い出しました。そもそも中平役が田中圭さんだし、この人は復讐をしようとしているし、もうあちこちで「魔王」を思い出しちゃうんですよね。死神くんが復讐をやめさせようとがんばってたけど、この相手が成瀬さんだったらどんな感じかしらとか想像しちゃいました。 「犯人さん」って”さん”付けする死神くんが可愛かったなぁ。

会社の人たちはどうしようもないやつだけど、一般的にはこういうこともちょくちょくありそうですね。会社ぐるみでも個人に罪を着せて懲戒解雇で終わり。あ~めっちゃありそうだわ。
ビルをロックしたり、一時的に解除されてみんなが出口に殺到したりと、ここらへんは「最後の約束」が頭に浮かびました。

中平を説得しようとする死神くんは辛そうで・・・。でも声が良くて聴き入ってしまいます。
天界が爆破に備えて、死亡予定者の変更をしたのは、死神くんじゃなくても、「いったい何だったんだよ!」って言いたくなりました。そんな実態に予定を合わせるなんてことでいいんだろうか? 私らも仕事でたまにやる、リスケジュールってやつか・・・? 「オレは死ななくていいはずの命を救うこともできないのか」って苦悩してるところに、 「いいじゃないかそれで―♪」ってスキップして入って来る悪魔~。でも、悪魔の言うことは、ごもっともなんだよね。死神の仕事は天界の指示に従って、亡くなる人を見送ることだから。 「それは悲しすぎるよ」ってその場を立ち去った死神くんの後姿が悲しかったな・・・。

屋上で、 「おめでとうございます」って中平に告げた表情は辛そうだけど、もう何か決心した感じで、覚悟決めてましたね。中平に思いを話す死神くんの声にも表情にも引き込まれて見てました。中平が風に煽られて屋上の端へ追いやられていくところを見守ってる(?)表情も何とも言えず・・・。あの風は死神の力なんだろうか? 中平に「ありがとう」って言われるなんて、死神くんも想像してなかったんだろうね。一連のこのシーンは苦しそうで切なくて・・・だけど、こういう時の大野さんの演技はすごく好きです。
結局、死神くんは消滅覚悟で、ビルの中の人たちの命と、中平の魂を救う選択をしたわけだけど、監死官も道連れになるってこの時わかってても、やったのかな。 それでも、「ごめん・・・」って言って同じことをやったような気もします。

主任から消滅処分を言い渡されるときの、監死官の表情はちょっと清々しさも感じました。担当替えをしてもらわなかった時に、彼女も覚悟を決めてたんだろうな。蝋燭を見つめる2人の表情も良かった。セリフもそんなに無くて、静かな消滅でしたね。蝋燭が消えて主任が1人で立ってるシチュエーションが悲しかったな

死神くんが「心残り」って言ってたこと、悪魔がちゃんとやってくれて良かった。真実が公表され、中平と長友の濡れ衣も晴らされて良かったです。これで、生き残った人が今まで通りだったら、かなり後味悪かったと思うから。 「ひょっとすると君は、彼と友達になりたかったんじゃありませんか?」って主任から見ても、悪魔はそう見えてたのね。悪魔も本当はもっと遊んでいたかったんだろうなぁ。悪魔の一連の行動は、無邪気で、限度を知らない子供みたいな感じだった気がします。そういう意味では悪魔も純粋だったのかも。2人が消滅処分になったことを、主任はわざわざ悪魔に報告しに来てくれたんですね・・・。悪魔は何を思ったかな・・・。セリフが無くて表情だけ映してたのが良かったです。

で、歳月がどれだけ流れたのかわからないけど、人間界には若い女の子の玲子ちゃんと、猫背の釣り人の姿が・・・。最後、よくしゃべってたなぁ・・・大野さん。あれがアドリブって言ってたところなのかな。
この2人が死神No.413と監死官No.45の生まれ変わりかどうかはわからないけど、そうかもって思えるラストは、消滅ENDという前提でいくと、まだ救いがあって良いのかなと思いました。


で、もうちょっとぶっちゃけて、超個人的な感想を言ってしまうと、やっぱり原作通りのラストが良かったなぁと。犯人の話はともかく、死神くんのラストがね。
原作の最終回は、余命2年の平和活動家リンダを狙撃しようとする犯人を、死神くんが止めようとする話。今狙撃されちゃうと、予定外の死者が出ることになるから。狙撃犯は悪魔と契約していて、そこの攻防になるのですが、規則を破って狙撃犯を止めようとする死神くんに、規則に従うように言うカラス(監死官)なのですが、カラスは狙撃犯に撃たれて、 「おめえはいいやつだ・・・だから規則を守って・・・この仕事・・・続けてくれ」と言い残して倒れるんですね。 なおも、リンダを狙撃しようとする犯人に対し、とりあえず肉体から魂を抜き取って、狙撃できないようにする(肉体から離れると何もできないから)死神くんですが、その状態で悪魔にリンダを殺すように2つ目の願いをする犯人。 ここで意を決してハサミを取り出し、 「そうさ、おれは人殺しだ。カア助(←カラスの名前)・・・ごめんよ。 おれ・・・死神やめるよ」と言って、犯人の魂をチョッキンしちゃうんですよね。で、悪魔は「死んだやつとは契約できないのさ」と言ってリンダを殺すことはせず、 「どうすんだあいつは。こんなことしでかして、死神失格だぜ」と。
規則違反すると消滅の危機というのは原作も同じなので、413号の裁判が行われます。最高刑を求刑されるのですが、主任が、 「彼の行動は死神としては失格です!!はっきりいって、彼は死神にはむいていません!!しかし・・・彼のやったことは、すべて正しいことだと信じます!!彼は人間を理解し、人間の心を読み、人間のためにつくしました。彼は人間のために一所懸命仕事をしました。彼の仕事におけるミスはすべて人間のためのもので、彼個人のミスではありません。彼と関係のあった人間は、なんの問題もなく安らかに死をむかえ、あるものは勇気づけられ生きる気力をとりもどしたのです。彼こそが、一番人間の心を理解している死神といえるでしょう!!」って証言してくれて、結局お咎め無しになりました。死んだと思ってたカラスも死んでなくて、死神くんとカラスが空に飛んでいくラストシーンは、また何だかんだペアでやっていくんだろうな~と微笑ましくて良かったのにな。

シビアに考えると、度重なる規則違反をしながら温情でお咎め無しなんて甘いのかもしれませんが、消滅は悲しいです。まだまだ新米の死神くんなのに。原作のセリフにもある通り、自分の私利私欲のための規則違反ではなくて、人間のことを思ってのことだし。まぁ、それが悪いと言ってしまえばそれまでだけど(ドラマは特にそういう感じはしたけど)、新米なんだし、もうちょっと長い目で見てもらいたかったなぁ。 
もしかしたら、2人は人間に生まれ変わって良かったのかもしれないですけど、あの人間は既にあの413号と45号ではないわけで、あの、優しくて、お茶目で、可愛くて、一生懸命な死神くんは消滅しちゃったんだよね。それが悲しくって悲しくって~。 

あと、人間になったのはまぁ予想の範囲内だったし、そこは仕方ないとしても、せめて2人が「?」って感じで見つめ合ったとこで終わってたら、格段に個人的評価が上だったんだけどな。 釣り人がペラペラしゃべるシーンがどうにも違和感で。釣りだけに大野さん過ぎるんだよね。ドラマにあんまりリアルの世界が入り込むのは好きでは無くて。前の週の「ジャニーズ系」でギリぐらい。昔やってたプーシリーズの舞台も(舞台を直接観に行ってはないけど)、そういうところが興ざめだったし。街中ですれ違って「?」ぐらいが良かったなぁ。 もしくは、悪魔も含めて3人が記憶持ったまま人間になっちゃったー的なラストも想像してたんだけどね。 あと赤ちゃんで生まれ変わるとか。。。

ドラマが終わるにしても、どこかにあの死神くんがいて、いつかお迎えに来てくれるかもって思えるようなラストが良かったなぁというのが私的心残りかな。人間に生まれ変われたとしても、死神としては消滅してしまったわけだから・・・。ドラマがどうこういうより、あの死神くんがいないっていうのが、とにかく悲しいんだよねぇ。何か、終わった後の気分としては、「今日の日はさようなら」を観た後の気分に近いんですよ。 それくらい、大野さん演じる死神くんが本当に愛おしいというかね。大野さん演じるキャラクターは、いつも、キャラクターとして愛すべき存在になってしまいます。 もう、これ書きながらでも泣けて来るしねぇ~。コミカルなシーン見ても、「この死神くん、いなくなっちゃったんだ」って悲しくなっちゃうから、しばらく見れないかも。 完全に「死神413号」ロスです・・・。

まぁこのラストは、「死神くん」はこれで終わり。続編とかは無いよ!っていうメッセージなのかなと。で、最後がリアル大野さんで終わったのは、「死神くん」が終わって、大野さんに戻ったんだよ!ってことなのかなと解釈することにしています。
ドラマとしては1話の雰囲気が好きだったから、悪魔とか監死官とか出さずに、死神くんと人間の物語だったら、もっと一般の人に見てもらえたのかなって気もしつつ。 悪魔や監死官とのやりとりも面白かったし、桐谷さんや菅田さんともいい出会いだったと思うので、これはこれで良かったのだけど、一気に漫画チックになるので、それでリタイアした人も多かったんじゃないかと。 夜中だし、ちょっとゾクっとする怖さのある感じも良かったかな~って。 と言うものの、そもそも原作が漫画なんだから、漫画チックでいいんだけどね。 あと、一応全部見終わって見て、セクハラ&パワハラはやっぱり要らなかったと思いました。普通に渋い主任さんで良かったやん?

というわけで、いろいろ思うところはあるものの、毎週本当に楽しめた「死神くん」でした。関西は時間が遅かったけど、リアタイ完走できたし、雑誌でもたくさん取り上げられて、楽しかったな~。 シリアスな演技もコミカルな演技も見れたしね。 そこはとっても満足度高かったです。 早くも大野さんの次のドラマが楽しみ~。今度はどんな役を見せてくれるのかな。

最後に、視聴率ですが、最終回は9.6%でした。平均9.72%で、歴代金ナイとしては特別良いということはありませんが、十分合格ラインだったんじゃないかな。最近はこの枠、ずっと良くなかったし。 それに、この手の作品でこれだけ取れるというのは結構すごいんじゃないかなぁと思います。 「死神くん」を成功させるというのはなかなか大変なことだよ? 評判も良かったしね♪ スタッフの皆さん、共演者の皆さんの雰囲気も良い感じだったし、いい現場だったんだろうな~と思います。
あとは、DVD-BOXに特典映像てんこ盛りにしてくれれば言うこと無し♪ 1話のディレクターズカットも楽しみだな~。 さすがに、その頃には413号ロスも癒えてるはず。


「死神くん」公式サイト


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